本命3枚上がる

5月の惨敗を経て、6月ももう半ばを過ぎた。居ても立ってもいられない。オイラ、行く......ちゅうことで事前に釣果情報を収集し分析、道具立てを確認し用意万端、意気軒昂、心技体十分、万事オーケー。

最近ぱっとしない沼津を今回はすぱっとあきらめて、伊豆半島の最南端の下田まで遠征しようではないか。途中、沼津の釣具屋を経由して、半島の真ん中をひたすら抜けて下田まで。ざっと3時間ほどかな。6月18日が始まったばかりの真夜中の1時半に、舎弟のイラストレーター、チンジ君を助手席に乗せ出発だ。

週末1000円が終わる最後の土曜だが、さすがに夜中の高速はス〜イス〜イ。沼津から山間に入って、修善寺、天城とやり過ごし、名所のループ橋を抜けたところで左に逃げると、あの桜で有名な温泉地、河津に出る。時間は日の出も間近な早朝4時。左に相模湾を望む東伊豆の海岸線をさらに20分ほど走ると、空が白んで下田湾が見えた。

天気は曇天。到着した釣り場はガラガラ。混雑を予想していただけにうれしい。即、実績のあるポイントにふたり釣座を構える。実はこの場所、幕末に吉田松陰が密航を企て失敗し、黒船に追い返されて再上陸した由緒ある海岸なのね(今は護岸工事されてるけど)。湾奥にある弁天島からその小舟は出発し、乗船を断られた松蔭一行はここに戻って来て、そのあと下田の奉行所に自首したはず。だからここで竿を出すときは、湾の風景を眺めながら、毎度歴史ロマンで胸がキュンとなるわけさ、オイラ。

で、5時にプレイボール。ふたりしてひたすらダンゴを打ち返していると、意外に早く6時頃にウキがじわーと押さえ込まれるように入る。パシっと合わせると見事に乗って、ゴンゴンと竿先が持って行かれる。よーし、本命を確信したオイラは丁寧にやりとりすると、海面に見えたのはやはり本命(36センチ)。我ながらお見事。

その後、手のひらサイズ(20センチ前後)のメジナがぽつぽつかかるものの、気がつくともうお昼。そうそう、朝7時頃に左隣に入ったのが、伊豆のダンゴ師界隈では有名な栃木のダンゴ師さん。ほぼ毎週、宇都宮から沼津まで来る情熱の人として業界ではつとに知られるが、ここ下田まで来るとは噂通りの火の玉オヤジだ(たぶん6時間以上かかる)。

昼飯を経て、次に時合が来たのは15時過ぎ。チンジ君、ウキに変化がないので回収しようとしたところ、思いっきり竿を持って行かれてる。居食いだな。手前の根に入ろう入ろうとぐんぐん走る様子から、メジナ確定なのだが、かなりのサイズだぞ、それ。根に入られたらアウトなので、半ば強引に浮かせると、上がったのは30強の口太メジナ。素晴らしい。実はチヌよりメジナの方が引きは強いのです。

さらに本命の海津(30センチに満たない、小チヌのこと)を上げ興奮するチンジ君に、立て続けにじわっとした当たり。びしっと合わせたチンジの竿が絞り込まれる。また本命? それっぽいじゃん。慌てないようにドラグを調整しながら丁寧に取り込む。おめでとう! 玉網に入ったチヌはオイラのより美形の同サイズ36センチの見事な黒鯛。本当にきれいな魚体でした。

負けじとオイラも粘るが、手のひら強のメジナ、毒魚アイゴ、メジナ、巨ボラ=トド、痛恨のバラシ、足裏メジナと最後の最後まで2枚目の本命は出ず。日も暮れてダンゴ切れ、ハイ終了。昼過ぎには猛烈な雨にも見舞われましたが、釣果もそこそこで満足の1日でした。

次は7月半ばかな?

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