優しくって少しバカ

次号のコンテンツを詰めるため、国内外にいくつか連絡を入れるが返信なく……。
編集ゲートイン前で盛り上がる俺のテンション。イラつく俺。

次号の特集は思いっきりの2本立て(デザインも装丁もちょっと趣を変えてね)。
アイスランドとNYのシーン・レポートで、現地取材も含めた本格的なものにする。
だからアイスランド担当コーディネーターのオーヴァー(ムーム)君、いきなり行方不明にならないで。

息子と久しぶりに小田急線に乗った。
ドア付近の手すりあたりに陣取って、車窓を眺めながらいつものように運行にまつわるさまざま講釈をたれ始めるのだが、この日は面白い光景になった。
彼の横に明らかに鉄ちゃんと思われる40前のおじさん。
自前の車内アナウンスと、腕時計を確認しながらの運行確認に余念がない。
いわゆる勝手に車掌だ。
「これは多摩急行だから次は新百合ヶ丘に停車なんだよ、パパ」と言おうものなら、その鉄ちゃん、小声で「成城」なんて呟く。
息子はそのおっさんに目をやりむっとするのだが、「パパ、この車両は3000系だからさ」「1000系」なんて事あるごとにやっているうち
に、ふたりには鉄板のライバル意識と、ほのかな友情が生まれていた。
いつのまにか息子もニコニコと鉄ちゃんに愛想を振りまいている。
このいい感じはなんだろう。
ああ、原田宗典の「優しくって少しバカ」だ。

松坂のストレートがシュート回転しているのが気になる。
いつか痛い目に会うだろうな、あれ。

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