師走につらつら思うこと

まだぐじゃぐじゃとTPPを考え中です。とりあえず"子を思う"ママさんたちが論議に参加することが先決かと思いますね。そして「安全安心」VS「外圧を使った既得権益者の排除」という論点のずれた無限闘争で列島を大いに二分し、沖縄基地問題同様、「またうだうだかよ」と米帝にうんざりしていただく体の時間稼ぎがよろしいかと思っています。

ツラでは「すんません、すんません」とぺこぺこ謝りつつ、ハラではへらへらと時間を稼ぐという、黒船来航以来の伝統芸的外交がこの局面ではかなり有効かと。つまりこの激変期、時間を稼ぐというのは最良の戦術かもしんないと思うのは、100年に一度の変革の時代ナウだからであって、特に外交安全保障では後だしジャンケンが最強なのは承知。そのうち彼の中華もさらなる秋風を送ってくるはずです。

ああ思い出したから言っとこ。「悪名は無名に勝る」という老害の得意、けだし名言ですね。ちなみに主筆、横浜新監督、中畑清氏を我々はどう受け止めればよろしいのでしょうか? 「神輿は軽くてパーがいい」の解釈でよろしいですか。ならば注目はヘッドコーチ人事ですね。

そんなこんなでジェフ・ファリーナの新作が上がってきました。曇天を眺めながら仕事場で流しておりますと、しんしんと胸に迫ってきて泣きそうになります。こういう派手さのない歌、もしくは飾らない音楽は、刺激に敏感な若い人にはやや物足りないのかもしれませんが、幾多の音楽にさらされたおっさんの耳には、何ものにも代え難い羽毛のような刺激となります。わかりやすく言えば、奇をてらったモダン・アートより、児島善三郎の「バラ」がいいなあと思う昨今、といった趣で......わかりにくいのでやめます。

そんなジェフと付き合ってみての印象は「寡黙」。そして「目を離すとギターばかり弾いている」となりますが、どこかの誰かに言わせれば、ずばり「退屈なオヤジ」となります。そのとおりだと思いますが、私も最近その「退屈なオヤジ」になりつつありますのでね。「すべからく良き表現者は職人である」。職人とは寡黙で退屈なものです。

http://soundcloud.com/afterhours-jp

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