「力強く鳴り響くホーン&ブラス隊......。アイスランド・シーンを代表する、ビッグ・バンドの3rdアルバム」。
デビュー・アルバム『ベンニ・ヘム・ヘム』、セカンド・アルバム『カヤック』に続き、自主制作のミニ・アルバムを挟んで、ついに完成した最新作。ムームやシガー・ロスを筆頭に、キラ・キラ、シー・ベアと並んで次世代のアイスランド・シーンを牽引するベンニ・ヘム・ヘムだが、今回も総勢15人以上のメンバーを従え、ブラス、ストリングスを多用したドラマティックなアレンジで聴かせる。
バンドの特徴であるドラマティックなブラスとホーンのアレンジはさらにスケールアップし、重低音を意識したミックスでトータル・サウンドは豪華絢爛に大変身。レイキャビック在住のミュージシャンがほぼ総出で参加するなど、アイスランドの多様な音楽性を知る上でも、貴重な1枚に仕上がった。
内容はアイスランドから捕鯨船に乗って、北大西洋、パキスタン、アフガニスタン、ルーマニア、ブラジルへと旅するコンセプチュアルな内容になっている。日本盤のみボーナス・トラックを2曲追加、さらに歌詞の対訳付きでのリリースとなる。