デビュー・アルバム『ベンニ・ヘム・ヘム』、2ndアルバム『カヤック』に続き、自主制作のミニ・アルバム、さらに09年の3rdアルバム『マルタ・セント・カルンガ』、さらに2010年のミニ・アルバム『リタリエイト』を挟んで、ついに完成した待望の最新作。
ムームやシガー・ロスを筆頭に、スカッカマネージ、シー・ベアと並んで次世代のアイスランド・シーンを牽引するベンニ・ヘム・ヘムだが、3rdアルバムのブラス、ストリングスを多用したドラマティックなアレンジから一点、オーソドックスなスタイルに戻ってじっくり"歌"を聴かせる。アイスランディック・フォークの匂いを残した、哀愁漂う独特の旋律が耳に心地よい。
レコーディングは盟友であるシガー・ロスのスタジオで、地元の若手注目バンド、Retro Stefson(Kimiレコーズからアルバム・リリース)をサポートに行われた。アートワークはイギリス、エジンバラを代表するイラストレーター、マイケル・カークハムの全面描き下ろし。