\2409(with tax)
アイスランド・シーンの中心であるシガー・ロスやムームといった人気バンドをデビュー前から陰日向で支え、レーベル兼ファクトリーであるキッチン・モータースを主催してきたキラキラ。
現在の" 氷の国"のシーン盛況の立役者のひとりが彼女だが、ミュージシャンとしても人気が高く、2008年夏にセカンド・アルバム『アワー・マップ・トゥ・ザ・モンスター・オリンピックス』を発表。同年にムームのドラマー、サムリ、さらにブラス担当のエイキを始め、ライスボーイ・スリープス(シガー・ロス、ヨンシーとのユニット)での活動で知られるアレックスを含む5人のバンド編成での初めての日本公演も盛況だった。
1st『Skotta』の再発を挟んで、ついに待望の新作が完成。その内容は架空のサントラをイメージさせる、壮大なサウンドスケープが印象的な大作に仕上がっている。特にコントラバスとトランペットを大胆にフィーチャーし、チェンバー・エレクトリック・オーケストラ(室内電子管弦楽)とも言える独特の世界観を作り出しているのが印象的。時にドローンのように漂い、時にダブのように激しく、そのスケープは自由自在に奔放に変化する。
さらに本作には5曲、それぞれの曲をテーマに制作された映像作品が準備されており、CDの中に封入されたフリー・ダウンロード・クーポンでダウンロードできる特典付き(ダウンロードは3回まで)。見て聴いて楽しめる渾身のアルバムに仕上がった。
Nils Frahm (erased tapes)、Dusten O'Halloran (fat cat)、Ben Frost (bedroom community)、Valgeir Sigurdsson (bedroom community)、Alex Somers (riceboy sleeps)、Samuli Kosminen (mum)、Eirikur Orri Olafsson (mum)、Gyda Valtysdottir (ex.mum)