98年の『More You Becames You』(Drag City)で衝撃的なデビューを飾ったプラッシュことリアム・ヘイズ。カーティス・メイフィールド等に代表される良質のR&Bのエッセンスと、70年代アメリカン・ポップス、サイケデリックの要素を併せ持った独自性で一躍注目された。特に地元シカゴのミュージシャンたちから熱狂的にリスペクトされ、その動向がいつも業界で噂されるほどファンが多いことで知られる。
2002年には採算性を無視した大作『Fed』(Afterhours)を発表後、2004年には『Fed』のアウトテイクを集めた公式ブート『Underfed』をドラッグ・シティのサブ・レーベル、シー・ノートからリリース。そしてあの『Fed』から7年、さらにバージョンアップした新作がついにここに完成した。特筆すべきはシカゴR&Bの巨匠が全面的に参加していること。モーリス・ジェニングス、バーナード・リード、トム・トムといった大御所から、ウィルコ、ジェフ・パーカー(トータス)、アーチャー・プレウィット(シー&ケイク)といった現役ばりばりの同世代まで、二桁以上のミュージシャンが世代もジャンルも越えて参加している。新たな伝説の続きはこのアルバムから始まると言っていい傑作の誕生。
ウィルコのメンバー、ジョンとパットによるネオ・カントリー・バンド。
シカゴを代表するジャズ・ギタリスト、トータスのメンバーとしても活動。
シー・アンド・ケイクのメンバー。コミック・アーティストとしても活躍。
R&Bの名門、チェスを代表するドラマー。カーティス・メイフィールドの「スーパーフライ」の演奏は伝説。
60年代に活躍したR&Bシンガー、ジャキー・ウィルソンを支えたシカゴR&Bを代表するベーシスト。
アース・ウィンド&ファイヤー、ジャクソンズ、フィル・コリンズ等のホーン&ストリングス・アレンジャー。
ブライアン・ウィルソン・バンドのドラマーとベーシスト。