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SOLD OUT
テニスコーツとマーカス・アーチャー(The Notwist、Lali Puna、Rayon)の直接的な出会いは2年前の2015年冬のことになる。Lali Punaの東京の公演に「ぜひ会いたい」とテニスコーツを招待したのは、他でもない二人の熱烈なファンだったマーカス本人だった。 遡ること10数年前、友人でもあるThe Pastelsのスティーヴン・パステルを介して、日本のインディ・ミュージックに興味を持ったマーカスは、スティーヴンも経営に参加するレコード・ショップ、モノレー ル・ミュージック等で数々の日本人アーティストを知ることになるのだが、その中でも特に大ファンになったのがテニスコーツだった。それは同時に彼らと共演してきた他のミュージシャンと同じように「自分も二人と共演したい」という思い(ミュージシャンの性)が芽生えた瞬間でもあった。
シングル・カットとして先行リリースされた「リバー・リバー/どんぐり」(9月26日発売)に続き発表されたこのデビュー・アルバム。インディ・ポップの本領とも言える内容で、テニスコーツ、マーカス・アーチャーそれぞれの世界が融合して、ふんわりと柔らかな幽玄の世界へと聴き手を誘う。パステルズの世界観にも近い、インディ・ポップの王道を行く秀作と言っていいだろう。
ちなみに印象的なアートワークはテニスコーツは植野隆司による書き下ろしのイラストをフィーチャーしている。デザインはMorr Musicのハウス・デザイナー、Juliaによるもの。