\2200(with tax)
テニスコーツとノーツイストによる噂のユニット、早くも2ndアルバム完成!
SPIRIT FEST (スピリット・フェスト)
Anohito(あのひと)
CDとヴァイナル同時発売!
テニスコーツとマーカス・アーチャー(The Notwist、Rayon)の邂逅は2年前の2015年冬のことになる。Lali Punaの東京の公演にテニスコーツの熱烈なファンだったマーカス本人が、ふたりをライヴに誘ったことから始まる。以前から繊細な曲作りをする日本人アーティストのファンだったマーカスだが、特にお気に入りだったのがテニスコーツ。導かれるように顔を合わせた3人はその場で意気投合し、翌年2016年にはマーカスの地元、ドイツのミュンヘンで彼が主催するミュージック・フェスティヴァルにテニスコーツを招聘した。
そして同時に念願だったセッション&レコーディングを行うことになる。それが昨年2016年のクリスマス前後のこと。マーカスのプライベート・スタジオに集まったのは、The NotwistのCico Beck、英国人でJam MoneyやJoasihnoを率いるMat Fowlerを合わせた計5人でセッションは14日間に及んだ。そして完成したのが2017年秋に発表されたデビュー・アルバムの『スピリット・フェスト』だ。その内容は高く評価され、日本及びヨーロッパで好評を得た。
そしてデビュー作から約1年、待たされると思った2ndアルバムが早くも完成した。本作は2017年の晩秋、スピリット・フェスト初のヨーロッパ・ツアーを行った際に、ツアー先のロンドンや地元ミュンヘンでレコーディングされた楽曲が核になっている(ちなみに日本での演奏初お披露目は、好評だったThe Notwistの初日本公演のオープニングだった)。ライヴをしながら馴染ませてきたアレンジが心地よく、表題曲「Anohito」で聴かれるようなポップなメロディとアブストラクトな雰囲気が印象的だ。前作と比較するとフォークトロニカ的な楽曲も散見され、さやの透き通ったボーカルとの相性も抜群と言えるだろう。
ちなみに印象的なアートワークは、前作に引き続きテニスコーツの植野隆司による書き下ろしのイラストをフィーチャー。前作はカラフルで華やかだったアートワークだが、本作ではシックなモノクロで、繊細な書き込みが印象的な仕上がりとなっている。