STAY COOL FOREVER "Whenever" [cd]

AFTERHOURS
artist
STAY COOL FOREVER
title
Whenever
label number
AH-123
format
CD
release date
2013/3/20

\2200(with tax)

注文数:

米西海岸のジャンク・ムーブメントの中心バンド、デビュー

STAY COOL FOREVER(ステイ・クール・フォーエバー)
Whenever(フェンエバー)

オリジナル・トラック2曲追加
歌詞対訳付き

次のアンダーグラウンド・シーンの胎動が始まっている。そのひとつがこのステイ・クール・フォーエバー(SCF)が活動するロスアンゼルスのシーンだ。一部メディアで、"ジャンク"と言われるムーブメントが注目されるこのシーン。その特徴は何よりも内省的、内向きなことだ。いわゆる宅録を中心にオリジナル曲を書き下ろし、ライヴはするのに作品を積極的に制作/発表しない。録音物(レコードやCD)を中心にすべてがコントロールしてきたこれまでの音楽業界とは一線を画す鬼っ子的なスタイルが特徴で、Facebook、Bandcamp、Soundcloudをコミュニティーの場として自由闊達に活動している。

スノッブなクラブでの演奏を好まず、パブリックスペースなどでの自然体な演奏を好む。サウンド・スタイルこそさまざまだが、レコーディング、ミックスは自室もしくは自宅ガレージですませ、ジャンルやスタイルには無頓着。複数のプロジェクトに参加して、さまざまな音を抵抗なく受容する柔軟さもある。年齢的には皆20代で、古い音楽業界からはいわゆるアメリカ版「新人類」として異端視されている。

そのシーンの中心的なバンドがこのSCFだ。バンド名もいかにもだが、中心人物のキースも自覚するようにアニマル・コレクティヴや東海岸やカナダのポストロック、ノーウェイブの影響を感じさせながらも、ビートハプニング等のオリンピア・インディ・ロック、本質的にはポップ・ミニマリズムの影響を強く受けた軽快なサウンドが特徴。ダンサブルなリズムに流れるようなメロディ、それに覆いかぶさるようなボーカル・ハーモニーのドライヴ感がSCFの持ち味だが、バンド自体は不定形で、曲によって、ライヴによってメンバーは自在に変化する。

メンバー個々も別のプロジェクト、ソロとして活動するのが連中の特徴。このバンドのメンバーが関わるプロジェクトは、例えばSHE KNEW、GHOST HATS、THE ILLUSTRATIVE VIOLET、KIA BASTILLA、IDEAVS SUMMARYなどだが、このカリフォルニア・アンダーグラウンド・シーンの中核を形成するバンドばかりだ。

STAY COOL FOREVER

きっかけは2008年の初頭、My Spaceにアップした音素材を元に、友人同士で曲を共同で作るというプロジェクトがきっかけ。その出来があまりに良かったことを理由に、2009年からその友人たちでライヴを試みるようになり、曲の完成度も曲数も増えていくことになった。当時からメンバーみんなが別に活動の場があったため、SCF自体のメンバーは流動的で、ライヴで曲が完成するとレコーディング
するというスタイルを継続。活動はライヴとレコーディングが中心だったが、人気が出たこともあって地元ラジオやFMでも演奏を披露。多い時でキーボード3人、ドラム、ベース、ギターの6人編成にまで膨らむ。2011年の終わりにミニ・アルバムを自身のレーベルから発表するも、瞬く間にソールドアウト。今回新たにレコーディングされた曲を追加して、待望のフル・アルバムとしてようやく日本でも日の目を見た。

STAY COOL FOREVER is

  • Keith Yergens
  • Nicholas Chacon
  • Gus Franco
  • Nina Berman

tracklist

  1. Mia
  2. I Love Money Island
  3. Darcy/Like/Love/Fade
  4. Zooey Zone
  5. (Young Wiley)
  6. Who You Know
  7. 20 Pack’d *日本盤のみの新曲
  8. Gravalanche *日本盤のみの新曲