TENNISCOATS "Music Exists~disc1" [vinyl]

AFTERHOURS
artist
TENNISCOATS
title
Music Exists~disc1
label number
AH-133
format
VINYL
release date
2016/4/20

\2530(with tax)

注文数:

ユニット結成20年。4枚連作の第1弾がアナログでリリース!

TENNISCOATS (テニスコーツ) / Music Exists~disc1(ミュージック・イクジスツ~ディスク1)

二つ折りインナースリーブ/歌詞付き

CD版はこちら

テニスコーツのイメージとは......国内外にこだわらず、個性的なミュージシャンとオープンマインドに交流しながら、自身のスタイルは飄々として気負わずにいるという印象......。ギターと唄でシンプルに生活を歌い、世代も性別も関係なく多くの人に愛されているといった印象......。だからこそ、音楽が好きだと自負する人にとって、テニスコーツはどうにも気になるアーティストだったはずだ。

テープ、パステルズ、パスタカス、ジャド・フェアといった柔らかさと頑固さを併せ持ったミュージシャンたちとのコラボレーション作品が注目されながら、自身のスタジオ・アルバムはなかなか精力的に発表しているという印象がなかったふたりだったが、ついについについについに一念奮起。オリジナル・スタジオ・アルバムとしては5年ぶり、計4作の連作で新作が発表されることが決まった。その第1弾が、この『Music Exists~disc1』ということになる。

「録音を開始したのが、2013年の1月頃から。自宅の日本間のプライベート・スタジオで、ふたりだけで録音をしています。オーバーダビングをしながらアレンジを進めました。コンピューターを使わず、アナログのミキサー卓を使用して、さやがミックス。たまった中から1曲ずつ曲を選び、マスタリング・エンジニアの宇都宮泰さんに送ってマスタリングやアルバムの内容を図りながら進めていきました」

この4枚の連作という壮大なプロジェクトの作業は、すでに3年前から静かに始まっていた。都内にある一戸建の一階にある広い日本間。10畳ほどの畳の間にアナログ卓とレコーダーにマイク、そして楽器が置いてある。そのプライベートな空間で、さやと植野隆司はふたりだけで毎日こつこつとレコーディングを始めた。時間とともにミックスされた曲は次第に増えて、気づくとその数はアルバム数枚ぶんになっていたと言う。

「今までに演奏していた曲のポテンシャルを引き出すため、作曲したときのイメージを捨てる、また、演奏に力を込めすぎない、フラットな地点から新たに見えてくる可能性を取りました。マスタリングをしてもらう宇都宮さんが初めての聴き手であったので、曲を送る時に飽きないように順番を考えながら渡していきました。彼の独自のマスタリングがあることで、刺激を受け、考えも進んでいきました」

ふたりでテニスコーツを始めたのが1996年。今年でちょうど20年になる。そんな彼らの集大成とも言えるこの4枚組の大作の始まりがこの『Music Exists~disc1』。日常を淡々と見つめた歌詞。大仰でない人肌のメロディとアレンジ。聴くたびに驚かされる繊細なマスタリング。とてもいい作品が誕生しました。

tracklist

  1. しか
  2. 光輪
  3. ラタンカ
  4. 四弦がないよ
  5. フルラー
  6. もち
  7. 傷年
  8. 土の上
  9. びいとん
  10. heritage