\1994(with tax)
SOLD OUT
こちらはCD版となります。VINYL版はこちらよりご購入いただけます。
二つ折りインナースリーブ/歌詞付き
植野隆司とさやのふたりでテニスコーツを始めたのが1996年。間もなく自身のレーベル、マジキックをスタートさせて今年でちょうど20年になる。そんな彼らの集大成とも言える4枚組の大作が『Music Exists』シリーズだが、前作の『Music Exists~disc1』に続いて、『Music Exists~disc2』もついにアナログ化となった。日常を淡々と見つめた歌詞。大仰でない人肌のメロディとアレンジに、聴くたびに驚かされる繊細なマスタリング。disc2でもその魅力はいっさい衰えない。
テープ、パステルズ、パスタカス、ジャド・フェアといった柔らかさと頑固さを併せ持ったミュージシャンたちとのコラボレーション作品が注目されながら、自身のスタジオ・アルバムはなかなか精力的に発表しているという印象がなかったふたりだったが、ついに一念奮起。オリジナル・スタジオ・アルバムとしては5年ぶり、計4作の連作で新作が発表されることが決まった。そのMusic Exists』シリーズの第1弾『Music Exists~disc1』に続いて発表されたのが『Music Exists~disc2』。
この4枚の連作という壮大なプロジェクトの作業は、すでに3年前から静かに始まっていた。東京郊外にある一戸建の一階にある広い日本間。10畳ほどの畳の間にアナログ卓とレコーダーにマイク、そして楽器が置いてある。そのプライベートな空間で、さやと植野隆司はふたりだけで毎日こつこつとレコーディングを始めた。時間とともにミックスされた曲は次第に増えて、気づくとその数はアルバム数枚ぶんになっていたと言う。そこに描かれる日常は淡々としていて、だからこそ身に馴染む音楽としてリスナーに支持されているのだろう。