収録は2アーティスト+1(The Go Find/今回はサポート・メンバーながら今年8月ソロ・ユニットでMorrからデビュー決定)で、計7曲、すべて未発表曲の収録。Isanが童謡「赤とんぼ」を取り上げれば、 StyrofoamはLow Barlow、Elliott Smithをカバーするなど、ここでしか聴けない異色のコンピレーションに仕上がった。
アートワークを担当したのは、当レーベルのヴィジュアルを一手に手がけるJan Kruse。マスタリングはPoleことStefan Betke。
イギリス、レディング出身のAntony RyanとRobin Savilleのふたり組。Robinの妹を介してアナログ・シンセ・マニアのふたりが出会い、コンビを結成。90年代半ばからIsanを名乗り活動を始める。ミュージシャンにファンが多く、リミックス、コンピレーションへの参加は数知れず。柔らかいアナログ・フィールな音色と、ゆったりしたメロディで独自の電子音楽を奏でる。最新作は今年2月にリリースされた『Meet Next Life』ではヴィヴラフォン等の生楽器も演奏し、新境地を開いた。
ベルギー、アントワープ出身のArne Van Petegemを中心としたソロ・ユニット。2000 年にソロ・ユニット、Styrofoamとして『Point_Misser』でデビュー。以来Morr Musicの看板アーティストとしてすべてのコンピレーションに参加、リミックスもAmerican Analog Set、Tristeza等多数。さらにOpiate、Lali Puna、The Notwist 等と積極的にワールド・ツアーを回る。プロセッシングを中心にしながらも、ボーカル・トラックにも積極的で、ポスト・エレクトロの最右翼と期待される。
Orange Blackというベルギーのバンド(MorrによるとPavement似だとか)に在籍していたギタリスト、Dieter Sermeusのソロ・ユニット。同時にStyrofoamのライヴのサポートも行ない、今回のジャパン・ツアーでもサポート・ギタリストとして来日する。まだリリース・タイトルはないが、2004年8月後半にMorr MusicからThe Go Findの名義で初めての作品をリリースする予定。